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ルコナックの先端がマーカータイプに変更!従来タイプとの違いは?メリット・デメリットは?

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今回のテーマはルコナック

この度、ルコナックの先端が変更され、これが中々秀逸なので紹介していきたいと思います。

今回の記事を見ていただく前に、こちらの記事で基本情報をおさらいしていただけると幸いです。

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先端がどのように変わる?

爪に押し当てて使用するタイプからマーカータイプに変更となります。

従来の先端

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変更後の先端

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先端がマーカータイプに変更でメリットは?

① 爪にピンポイントに使用できる

実際に使用してみましたが、従来タイプと比較して圧倒的に使いやすいです。

マーカータイプは、爪だけに正確に塗ることができます。

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個人的な感覚では、クレナフィンよりも使いやすいかもしれません。

筆タイプであるクレナフィンは、使用方法によっては筆先が広がってしまうというデメリットがあるそうです。 

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その点、ルコナックのマーカータイプは耐久性が強いため、割れや広がりを心配する必要はないそうです。(MR談)

② 副作用が少なくなる可能性

ルコナックのデメリットは、クレナフィンと比較して副作用が多いことです。

 ルコナック:18.2%で副作用を発症(242例中44例)

クレナフィン:9.2%で副作用を発症(184例中17例)

※添付文書を参照(どちらの薬も主な副作用は皮膚炎)

副作用が多い理由は、ルコナックの成分に原因があるのではなく、先端部分の使いにくさが影響(爪以外の皮膚に薬が付着しまう)していた可能性が高いと思われます。

そのため、今回の先端変更により副作用が比較的少なくなる可能性(爪へピンポイント使用できるため)があります。

③ 治療効果が高まる可能性

ルコナックはクレナフィンと比較して爪への浸透力が強いという特徴があります。

こちらは爪をスライスして薬の浸透度を比較した試験です。

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こちらを見ると、ルコナックは全ての爪に薬が浸透していることがわかりますが、クレナフィンは真ん中の爪層には薬が浸透していないことがわかります。

そして今回、ルコナックに「塗りやすさ」というポイントが加わることで、アドヒアランスの向上が期待できます。

結果的にルコナックの治療効果が高まる可能性が高いでしょう。

先端がマーカータイプに変更でデメリットは?

塗りやすさが向上した反面、デメリットも存在します。

① 初めて使用する際はよく振ること

初めて使用する時は、マーカーに薬をしみ込ませる必要があるため、以下のようにしっかり振る必要があります。

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従来タイプにはなかった操作であるため、少し手間になってしまうでしょう。

また、薬を振る時の注意点としてキャップを外して振らないこと!

キャップを外して薬を振ると、薬が漏れてしまうことがあるそうです。(MR談)

② 立てて保管すること

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横にして保管すると、薬が漏れてしまう可能性があるそうです。(MR談)

しかし、あくまでも「長時間横にして放置すれば」という話しなので過度に心配する必要はないでしょう。 

いつから変更になる?

令和2年の3月中旬から順次変更になるそうです。

まとめ 

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デメリットがあるとはいえ、先端変更はルコナックの優越性を今後上げていくことは間違えありません!

ルコナックの爪白癬治癒率の向上に期待です。
ではまた。