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アレジオンLX点眼は防腐剤フリーの秀逸薬!特徴は?気になる薬価は?アレジオン点眼との違いについて説明するよ!

今回は新薬のお話。

先日、こちらの薬が発売されました。

アレジオンLX点眼液0.1%

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どんな薬なのでしょうか?

今回は、

アレジオンLX点眼の特徴や薬価、アレジオン点眼との違いについて紹介していきたいと思います。

発売日は?

2019年11月27日(水)に薬価収載され、発売されています。 

アレジオン点眼とアレジオンLX点眼の違いは?

用法の違い

    アレジオン点眼液:1日4回

アレジオンLX点眼液:1日2回

LX点眼は、1日2回で1日効果が持続します。

つまり、LX点眼はアレジオン点眼の長時間タイプということです。

防腐剤の違い

    アレジオン点眼液:ホウ酸

アレジオンLX点眼液:防腐剤なし

アレジオンLX点眼液は、まさかの防腐剤フリー

なぜ防腐剤フリーにすることができたのかは、後述します。

薬価の違い

    アレジオン点眼液:1781.5円(1本当たり)

アレジオンLX点眼液:3563円(1本当たり)

LX点眼は、アレジオン点眼のちょうど2倍の薬価となり、一見高額に感じます。

しかし、用法が4回から2回に減っているため、LX点眼はアレジオン点眼より2倍長く使用することができます。

つまり、患者さんの実質負担は同じということです。

なぜ防腐剤フリーにすることができたのか?

そもそも防腐剤が入っていないという事は、とても驚くべきことです!

今まで、防腐剤が入っていない目薬は、

・1回使い切りタイプの目薬

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・抗生剤の目薬

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しか存在しませんでした。

まぁ普通に考えれば、上記の2つに防腐剤が入っていないのは当たり前。

アレジオンLX点眼は、通常タイプの目薬で初めて防腐剤フリーの薬ということになります。

では一体なぜ防腐剤フリーにすることができたのか?という話しです。

メーカー(参天製薬)に確認してみた

アレジオンLX点眼は、アレジオン点眼の有効成分であるエピナスチンの濃度を2倍に高めた薬。

実は、やったのはそれだけ。

エピナスチンの濃度を高めたらなぜか防腐剤がなくても大丈夫になった

とのこと。

実際、詳しい理由はメーカーも解明できていないとのことです。

なんじゃそりゃ。。

処方制限はあるの?

新薬ですが、アレジオン点眼の濃度を高めただけの薬なので、

処方制限はありません!

何本でも処方することができます! 

コンタクトレンズを装着したまま使える?

アレジオンLX点眼は、防腐剤が入っていないため、もちろんコンタクトレンズを装着したまま使用できます!

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通常のアレジオン点眼も防腐剤はホウ酸であるため、コンタクトを装着したまま使用することができましたが、LX点眼の方がさらに安全に使用できる事は間違えありません!

調剤、投薬するにあたり注意事項は?

患者さんに値段の説明はしっかりと!

実質の値段は同じですが、薬価は2倍になっているため、何も説明しないと患者さんもびっくりしてしまいます。使用回数が2回に減っているため、使用期間が長持ちすることを伝えましょう。

用法の間違えには注意が必要!

アレジオン点眼と間違えて1日4回などで処方されてしまう可能性もあります。

「LX点眼の用法は2回」という事は、しっかり覚えておきましょう。

用法が多く処方された場合は、基本疑義照会が必要です。

1日3回以上で処方された場合、レセプトで切られる?

メーカー(参天製薬)に確認してみた

LX点眼の添付文書を確認すると、適宜増減などの記載はなく「用法は1日2回」と明記されています。

普通に考えると、用法が3回以上になればレセプトで切られる可能性が高いはず。

しかし通常のアレジオン点眼が1日5回、6回と多めに処方された際、レセプトで切られたという事は過去に一度もないそうです。(メーカー談)

※アレジオン点眼も添付文書には適宜増減なしで用法は1日4回と明記

それを考慮すると、LX点眼が3回以上で処方されても問題ない可能性が高いとのことです。(あくまでも可能性。絶対ではない!初めて処方されて用法が3回以上だった場合、基本は疑義照会が必要です)

最後に

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LX点眼は、アレジオン点眼よりも使用回数が少なくてすむため、仕事をされている方や学生など忙しい人達にとっては大変重宝される薬となるでしょう。

ではまた。