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風邪薬、花粉症薬、湿布薬が保険適用外はいつから!?医薬業界がどうなるか考察してみた!

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医薬業界激震!

こんなニュースが飛び込んできました!

 市販類似薬は保健適用外!病院処方の風邪薬など!

驚いた方も多いであろうこのニュース。

まずは産経新聞に掲載されているこちらの記事をご覧下さい。

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引用;産経新聞産経デジタルより抜粋

この記事によると、以前から噂されていた湿布薬、花粉症薬などに加えて、

なんと風邪薬も保険適応外となるとのこと!

「へー自費なる薬が多くて患者さんも大変だな」

なんて悠長な事を思っているそこの薬剤師!

これ薬局業界にとっては一大ニュースですよ。

今回は、もし多くの薬が保険適用外となった場合、どのような事が医薬業界に起こるのか?そして一体いつから保険適用外となるのか?

私なりに考察してみました。

保険外の薬が多くなるとデメリットがあるのはどこ?

① 内科クリニック

風邪薬が保険適用外となった場合、病院に行く人は少なくなるでしょう。そのため、内科クリニックは大打撃を受けてしまうでしょう。

調剤薬局

風邪薬、花粉症薬、湿布などがもし保険適用外となったら、

多くの調剤薬局大大大打撃を受けるでしょう。

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もし保険適用外の薬が多くなった場合、患者さんは一体どこへいくでしょうか?

今まで通り調剤薬局へ来てくれるでしょうか?

答えはNOです。

多くの方がドラッグストアへ駆け込むでしょう。

ドラッグストアは品揃えも多く、調剤薬局よりも安くOTC(市販薬)を購入する事ができます。

保険外の薬が多くなるとメリットがあるのはどこ?

① ドラッグストア

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先程も話したように、多くの患者が調剤薬局からドラッグストアへ流れることになるでしょう。ドラッグストアはOTCの品揃えが豊富なことに加え、大量に仕入れすることで、調剤薬局よりも安くOTCを販売することができます。

そのため、「どうせ買うならドラッグストアで購入しよう!」となるわけです。

(※多くの調剤薬局OTCを大量仕入れできない理由は後述)

② 市販薬を販売している製薬会社

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市販薬(OTC)を発売している製薬会社は儲かるでしょう。特に花粉症薬や湿布薬を販売している会社などは大儲けするのではないでしょうか?

調剤薬局の現状

調剤薬局では最近、OTCに力をいれるよう国から通達もきています。

しかし、現状多くの調剤薬局ではOTCの品揃えが少ないのが現実です。

調剤薬局はなぜOTCの品揃えが少ないのか?

調剤薬局業界はドラッグストア業界とは異なり、

実は多くの薬局は、個人または中小の薬局で構成されています。

その数なんと

9割

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大手調剤薬局は、実は1割程度しかシェアを占めていないのです。

※ちなみにドラッグストア業界は、約7割が大手で構成。

中小、個人の薬局では、大手ドラッグストアのように会社単位でOTCを大量仕入れすることができません。

よって、

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という悪循環が生まれてしまうのです。

この先調剤薬局はどうなるのか?

多くの薬局が倒産する

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現状でも多くの薬局が経営難に陥っています。

今後さらに保険適応外の薬が多くなれば、

多くの薬局が倒産してしまうでしょう。

大手に吸収される

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この話は何年も前から言われていたことです。

いずれ調剤薬局業界は大手だけになると。

この話がいよいよ現実味を帯びてきました。

現状は大手の占有率は1割程度ですが、

この先多くの薬局が経営難となり、大手調剤薬局に吸収されていくでしょう。

在宅型にシフトしていく

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高齢者は年々増加しています。そのため、在宅医療の需要も高まっています。周りを見渡せば在宅クリニックもかなり多くなってきているのがわかると思います。

外来は諦め、在宅医療にシフトしていく薬局も増えていくでしょう。

地域に根ざした薬局は生き残る

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地域に密着した薬局。

町のよろず屋的な存在にもしなることができれば、小規模の薬局でも生き残ることができるでしょう。

そのためには、1人1人の患者さんとしっかり向き合っていく必要があります。

いつから保険適用外となるのか?

では一体いつから保険適用外となるのか?

実際はまだ何も決まっていないのが現状です。

まだ、可決されるかも確定していない状況ではありますが、いつかは必ず可決されると個人的には考えています。

しかし、医師会も大きく反対しているとのことで、令和2年の4月改定からいきなり保険適用外となることはないと思われます。

最後に

いかがでしたでしょうか?

あくまでも私個人の考察ではありますが、現実的に調剤薬局業界は帰路に立たされていることは間違えありません。

とにかく今言えることは、

現状のままでは駄目!

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今までのように処方せんを受けとってただ薬を渡せばよい時代は終わりました。

薬剤師も時代の変化に合わせて変わる必要があります!

ではまた。